こんにちは。デザイナーの田中健一です。

2019年の干支、イノシシ。今回制作の前に、まずは世の中にある様々なイノシシの年賀状をリサーチしたのですが、なかなか自分が「使いたい!」と思える年賀状が見つかりませんでした。

子供のうりぼうは、縞模様もあり、明るい色でかわいらしいのですが、大人になると毛色が暗くなり、獣(けもの)感が出ててしまうイノシシ。そのせいなのか、大人になったイノシシをモチーフにしている年賀状は、渋くなっているか、逆にアニメのようなキャラクターにして、変にかわいくしすぎているものが多いように思えました。

渋すぎず、でもかわいすぎず、ちょうど良いと思えるものが見当たらなかったので、今回はそのラインを目指し、素直に自分で「使いたい!」と思えるものを作ろうと決めました。

イノシシは、シルエットだけでは特徴が出しづらい動物なので、昨年の犬の年賀状のように実際の色味と異なる色を使う方法はやめ、全体のフォルムで面白さを出す方法を選びました。

d_bros_年賀状

横からの形をミニマルに表現したもの、真上から長方形で描くことを試みたもの、正面から見た一番ミニマルなイノシシ…など、どこまで作ることでイノシシとして捉えられるか、イノシシの最小構成要素は何か…などと考えながら形を探っていきました。

そんな中、社長の宮田から、正面の三角のものを「これが山みたいでいいじゃないか!」と言われ、当初は山のつもりはなかったので「山 !?」となったのですが(笑)そのアドバイスをもとに、すこし山のようにも見える顔のイノシシで3種類をつくることに決めました。

山に暮らすイノシシを、山の形で作るというのはなんだかシュールですが、年賀状として縁起の良い富士山のようでもあり、気に入っています。最終的には、正面のものをベースに、横顏と、並びの親子バージョンを制作しました。親子のものは、お子さんのいる方や、お子さんのいるご家族に宛てて、使っていただけたら嬉しいですね。

d_bros_年賀状

正面

d_bros_年賀状

横顔

d_bros_年賀状

親子(横並び)

画面だとわかりくいと思いますが、 印刷は、目と鼻のピンク色の部分が、蛍光ピンクに黄色を少し混ぜた特色印刷で、発色の良いピンクになっています。三角形の毛の部分と年号は金の箔押しの仕様です。

今回シンプルながらも、なんとか「イノシシ」と伝わる、ミニマルな表現ができたかなと思っています。どれもちょっとゆるめな表情なので、気軽な新年のごあいさつに、使って頂けると嬉しいです。


▼2019年賀状シリーズ連載 バックナンバー
第1回:齋藤 恵「イノシシだってかわいい」
第2回:福澤 卓馬「おとぼけな猪」
第3回:遠藤 知里「福を呼ぶ顔」
第4回:齋藤 純「エネルギーの塊、ウリ坊。」
第5回:田中 健一「イノシシの山」
第6回:前原 翔一「まつりのおもいで」
第7回:小山 麻子「つい愛着がわいてしまうイノシシ」
第8回:長田 紘佳「おめでたいイノシシ」
最終回:杉山 耕太「ジャンプする年」

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