構想し始めたのは2年ほど前です。日本のグラフィックデザイン会社である我々がものを作っていくにあたって、まず日本の伝統工芸を学ぶことから始めました。

その中で家紋に着目し、日本には約2万個の家紋があることを知りました。また、失われていってしまいそうな家紋が沢山あることも知りました。

そこで、家紋を後世に残していくため、家紋の美しさを多くの人に伝えていくため、家紋をまとめた本「家紋本」をつくることにしたのです。

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まず、日本家紋研究会の高澤等さんからお話を伺いました。

高澤さんはフィールドワークで収集した膨大な家紋データに基づく研究されている方で「家紋の事典」などを書かれている方です。家紋には墓石などを直接フロッタージュで採取されたものも沢山あって、造形的なお話やそれぞれの家紋にまつわるお話も教えていただきました。

グラフィックデザイナーとして日本の造形性の凄さを知り、学びながら1つ1つ手描きで描きおこす作業を始めました。選んだ数は350個ほどですべてデザイナー達の手描きです。

下書き
▲実際にデザイナー達が手で描いてもの。現存する資料では、墓石などから写しているものなど線が不明瞭なものが多くデータにできないため、1点1点線を整え、何度も何度も手で描いて修正していく作業が行われた。

 

今みても全然古くなく、現代的に見えるものやどことなく日本の文化を感じる形だったり、家紋に日本のグラフィックの原点を感じました。

家紋本の特装版に使われている用紙は、福井で漉いてもらった奉書紙という越前和紙で強度のとても高いものです。綴じは康熙綴じというとても丈夫な和綴じで、京都の職人さんに仕上げていただきました。

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今回家紋本をつくったことで、知っているようでわかっていなかった日本のデザインを知ることができ、デザインがより楽しく感じれるようになりました。

ぜひGINZA SIX店で一度実物を見てください!

▼家紋350点をまとめた図録
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▼家紋の成り立ちなどをまとめた解説本
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▼本日ご紹介した「家紋本」はGINZA SIX店とD-BROS WEB STORE限定でご購入いただけます。
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