ドラフトの個性豊かな10人のデザイナーたちがデザインした年賀状シリーズ。D-BROS MAGAZINEでは、10人のデザイナーたちのブログを全10回に渡ってお届けしていきます。デザイナーがそれぞれにどんな思いでデザインに取り組んでいるのか、個々の考え方や個性なども感じていただきながら、お好きな1枚を見つけていただけたらうれしいです。

第9回目はグラフィック、写真、映像など、様々なフィールドでの表現を得意とする田中健一です。

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こんにちは。デザイナーの田中健一です。

昨年の直線で構成したサルにつづき、今年も幾何学形を用いて、色面を生かした年賀状をデザインしました。ちなみにこちらが昨年のサルの年賀状です。

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今回、一番干支らしい鳥の鶏以外は、何を作ろうか迷ったのですが、最終的に父が趣味で写真を撮っていて以前からかわいいと思っていたカワセミと、枝に止まるシルエットが特徴的なキツツキを選択しました。

ちなみにこちらが父が趣味で撮っているカワセミの写真。
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他の写真はわかりませんが、鳥の写真は1日中粘って、なかなかいい写真を撮ってきます(笑)。今回制作したカワセミのモチーフは、そんなカワセミ好きの父にもぜひ使ってもらいたい一枚ですね。

デザインで難しかったのは、どこまでモチーフをシンプルに省略していくか、というプロセスです。要素をかなり削ぎ落としても、くちばしや目で鳥だとわかるのですが、どんな種類の鳥かをわからせるには、その鳥特有の特徴が残っている必要があるので、そのポイントを探すのが、楽しくも難しいプロセスでした。

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制作途中のスケッチです。他の種類の鳥や、全身のはいったニワトリ等も検証していました。
以下、最終的な完成作品です。
G-2_smallニワトリ
G-1_smallカワセミ
G-3_smallキツツキ

色は画面ではわかりにくいのですが、蛍光ピンクと蛍光レッドの中間のような蛍光色で、少し派手な色味です。
蛍光レッドでは普通すぎる印象で、蛍光ピンクでは軽すぎる印象だったので、蛍光レッドにマゼンタとイエローの2色をすこしづつ重ね、中間の色味を作っています。最終的に狙った色味を出せることができ、とても満足しています。

今回、くちばしと足には金箔、画像でグレーに見える部分にも銀のインキを使っているので、特色の多いかなり豪華な仕様です。銀に関してはパッと見ほぼグレーで、光り具合はかなりさりげないのですが、そんな部分も気に入っています。シンプルながらも、ちょっと変わった年賀状を探している方に使って頂けたら嬉しいです。

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難民キャンプの人々
2016年賀状シリーズ:◻︎と△を積み上げて

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