D-BROSのプロダクト開発にも関わるDRAFTのデザイナーに、日頃どんな生活をしているのかQ&Aで訊くコーナーです。シンプルな質問からデザイナーの日常を紐解きます。第3回は勝目祐一郎です。

——「日々デザイナー」第3回は、グラフィックデザイナーとはまた異なるデザインエンジニアの勝目さんの日常を聞いてみたいと思います。よろしくお願いします!

勝目 はい。

——朝、会社に来て必ずすることはありますか?

勝目 必ずというほどでもないんですが、飲みものを買って会社に来ます。僕、ペットボトルのミルクティーが好きなんですよ。午後の紅茶や紅茶花伝のミルクティーを毎日買ってきて飲みます。昼や夕方にも買ってきて、1日2〜3本飲む日もあります。

——デスク周りはどんな感じですか?

勝目 机の上にはものをできるだけ置かないようにしています。その代わり、いろんなところにいろんなものが仕舞ってあります。工具や素材は机の下に、電子部品は部品用の棚に、機材やケーブル類はまた別の棚にといった風に、仕事道具をいろんなところに分散して仕舞っています。でも、一山(ひとやま)くらいの書類の山はあります。

——デスクトップは何ですか?

勝目 Macにデフォルトで入っている無地の壁紙のうち、一番暗いグレーの色に設定してます。本当は完全な黒でもいいんですけど、映像が出ていない時の黒と区別しにくいので、黒に一番近いグレーにしてます。デスクトップって特に意味はないので、絵や柄はない方がスッキリしていいかなと思ってます。

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——仕事中の息抜きは何をしてますか?

勝目 息抜き……。それ、いい方法があるといいんですけど。タバコを吸わないので喫煙所も行かないし、コンビニに行くということくらいですかね。でも、あまり切り替えがないかもしれないですね。

——ところで、勝目さんはドラフトの多くのグラフィックデザイナーと違うことをデザインしていると思うので、主な仕事を教えてもらえますか?

勝目 肩書きは「デザインエンジニア」っていうんですけど、どう言ったらいいのか難しいですね。メディアっていう言葉から考えてみると良いかもしれないんですけど、例えばグラフィックデザイナーの人は、コンピュータに入ってるIllustratorを使って紙の印刷物をデザインするじゃないですか。そのとき、コンピュータは紙というメディアを扱うためのツールになっていますよね。でも僕の場合は、コンピュータそのものをメディアとして扱っているというか。そのとき何がツールになるのかっていうと、プログラミングなんですね。プログラミングをして、ディスプレイに絵を出したり、スピーカーから音を鳴らしたり、モーターを動かしたり。そんなふうにコンピュータというメディアを扱うことで、新しいメディアを作ることができるんです。それを作ったりしていると言えばいいですかね。

ーー何で情報収集してますか?

勝目 SNSが多いですかね。Twitter、Facebook。Twitterは最近はつぶやいてなくて、情報収集をしていることが多いです。デザイン系だったり、エンジニア系の人を中心に350人くらいフォローしてます。そんなに多い数じゃないと思いますが。

——好きな人ができると仕事に影響しますか?

勝目 あまり影響しないと思います。

——仕事でノートを使ってますか?

勝目 使ってます。紙のノートはロディアの方眼を使ってます。その前はクリエイターズダイアリーの裏を使ってたんですが、方眼が好きなので今はそれを使ってます。ノートは頭の中を整理するために使うことが多いので、書いたものを保存したりといったことはあまり考えてないですね。

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——仕事で心掛けていることは何ですか?

勝目 面白いものを作りたいんですよ。面白いものを作りたいじゃないですか(笑)! 僕はうわべだけの面白さとか、消費されてしまうような面白さじゃなくて、根源的な面白さのあるものを作りたいんですね。それは仕事でも、個人で何か作る時でも同じなんですけど、いつも心掛けるようにしています。

——そんな勝目さんがいま一番おもしろいと思っていることは?

勝目 いま興味があることはポスト・スクリーンです。スクリーン(画面)の次のメディアというのを考えてます。PCの画面だったり、スマホの画面だったり、画面ってあるじゃないですか。画面って一度にたくさんの情報を表示できて便利なんですけど、ちょっと最近は人間側がそれにしばられすぎな気もしていて、もっと人間側に寄った次のメディアを考えたいです。

——いま読んでる本は?

勝目 ちょうど、いまの話とリンクするんですけど、『さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法』(著:ゴールデン・クリシュナ(Golden Krishna))です。Kindleで読んでます。

——好きな音楽は? iTunesにどんなの入ってますか。

勝目 iTunesには3000曲くらいしか入ってないです。好きなのはLampとか空気公団さよならポニーテールですね。2014年くらいから急に良い音楽との出会いが増えてきて、それからよくライブに行くようになりましたね。

——毎年行っているイベントとか、場所とかありますか?

勝目 国内旅行であれば、思いついたら行っちゃいますね。北海道が好きで、よく行ってます。去年は夏に知床に行きました。あとここ2、3年は初詣に長野県の善光寺に行ってます。

——尊敬している人は?

勝目 大学院に通っていた時の指導教官で、佐藤雅彦先生と藤幡正樹先生の二人です。僕は、大学院で今に至るまでの方向付けがされたというか、受けた影響が大きくて。特にその二人の先生からは、技術と表現ということについての基本的な考え方を学んだ気がします。

——東京で好きな場所はどこですか?

勝目 羽田空港ですかね。空港が好きで、高校生の時からよくふらっと行ってます。雰囲気が好きで。空港ってスケールが大きいじゃないですか。空間も大きいし、滑走路も広いし、空も広いし、それが東京にはない風景というか。旅をするのが好きなので、そういう意味でも空港は好きな場所ですね。

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——アイデアはいつ考えますか?

勝目 アイデアはいつでも考えてます! 年中無休。

——デザイナーになろうと思ったきっかけは何ですか?

勝目 中学生の時に初めてHTMLに出会ったんです。それで自分のホームページを作り出したんですよね。それが面白かった。HTMLやスタイルシートをいじるとすぐに色や配置として反映されるということが面白くて。学校の美術の授業はあまり好きじゃなかったんですけど、HTMLを使ってホームページを作るのは楽しかったので、何かそういう方向に進みたいと思ったのが最初のきっかけですね。

——これからデザインしたいものはありますか。

勝目 ポストPC、ポストスマートフォンですね。そういう時代が来ると思うので、そういう時代のコンピュータのあり方と人との関わり方をデザインしたいです。みんながスマートフォンを窓から投げ捨てるくらいの時代が来ればおもしろいなと思います。

——宮田さんから言われた言葉で印象的なものはありますか?

勝目 入社してすぐだったんですけど、宮田さんが「こいつはオタクだから」って言って(笑)。「のめり込んだら何かやるかもしれない」みたいなことを言ったんですよね。入って間もなかったのに、よく見られているなって思ったので覚えてます。

——最後に、恵比寿のおすすめランチ教えてください。

勝目 カレーハウス89(ハチク)をオススメします。前に宮田さんに連れて行ってもらったらすごく美味しかったんです。量も多くて。ただ、開いてない曜日があるので要注意です。

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——ありがとうございました!

 

 

勝目祐一郎(かつめゆういちろう)
1983年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部建築科卒業。
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2014年ドラフト入社。

▼『日々デザイナー。』バックナンバー
第1回:杉山耕太
第2回:小山麻子
第3回:勝目祐一郎
第4回:飯田郁
第5回:岩永和也

 

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