あるときから“生”で見る、ということを意識しています。

原始的な状態で見るということに価値を感じています。

日常の中では舞台、音楽、お笑い、建物、風景…

もともと、旅もすきで。それらの旅の目的は“街の空気”であったり“建物”であったり“自然”であったり。

毎年、時間をみつけては、行ったことのないところへ飛び回っています。

“生”で見ることを意識したきっかけは、旅先をスイスに決めた時に宮田さんと食事をしながら話していて…

それまでは、パリだったり、アムステルダムだったり、ベルリン、ロンドンなど。目的のほとんどは都市への旅が多かったので、スイスへ行く、と決めたそのときもチューリッヒやバーゼルなどの都市部へ行く予定を組んでいたんです。

もちろん、都市への旅も、自分がそこへ降り立つことで空気を感じたり、ぶらぶらあるいて出会ったお店にはいったりそれだけでもとても刺激を受けるものではあるのですが、「今年はスイスに行こうと思っているんです」そう切り出したら「だったら、デジカメで写真をとるだけじゃなくて自分でスケッチしてこいよ」と言われたんです。

それまでも、飛行機や列車の移動時間に暇つぶし程度にはスケッチをしていたのですが、観察してスケッチをする、という意識をそこまでしていなかったな…と思って。

宮田さんの言葉で今回の旅はスケッチを中心にしてみようかな、と決めて都市部だけでなく、自然の美しいスイスならではの長距離列車と山を見る旅にしたんです。

列車からの風景は雄大で、景色がチラチラせわしく変わったりせず、のんびり観察してスケッチしてということができたんです。

最終目的地は、スイス南部のツェルマットという町。

その町は“マッターホルン”という山のために、空気をきれいに保つディーゼル自動車しか走っていないんです。隣町からかなりの距離があって不便なはずなのに、“マッターホルン”のためにみんなそうして暮らしているんです。ゴミの分別も徹底しているし、“山”のために“人”が暮らしかたを合わせているところに興味をもって、そこにしばらく予定より長く滞在することにしました。

でも、なかなか雲があったりしてマッターホルンがあらわれないんです。町の人にきいたりして、雲がはれる時間だったり、マッターホルンがよく見える別の山に登ったりして、スケッチをしました。
sketch-all-light

スケッチのいいところは、記憶が濃く残ることかな、と自分では思っています。手が稜線を覚えていたり、よく“観察”しているんですよね。それ以来、旅ではスケッチをかかさなくなりました。

あと、“生”で見ていると、自分の中でピックアップできるポイントってそんなにたくさんの情報は無理だから、自分の中で、よりポイントをしぼってみていたりするのかな、とも思って。

BOOK-b-light

ノートにしていると、自分の気になることがなんなのかとか、その時は何となく拾った紙切れとかスケッチしたマークが、あとから読み返した時に共通する感覚に引っかかっていることに気づいたり。

旅先以外でも、なるべくノートを持ち歩いたりして、記憶が濃く残るよう意識するようになったと思います。

Book-all-light

 

▼齋藤純のデザイナーブログ バックナンバー
2016年賀状シリーズ:線と色の面
 

▼D-BROSよりお知らせです
現在、D-BROSのお店では一緒にD-BROSを盛り上げてくれるショップスタッフを募集しております。詳しくはこちらよりご覧ください。
D-BROS品川店 ショップスタッフ募集のお知らせ

▼D-BROSの公式SNSを日々更新中!
Facebook:D-BROS
Twitter:@DBROS_info
Instagram:@dbros_official1995
RoomClip:D-BROSのお部屋 

▼D-BROS WEB STOREにて春のセールを開催中!
人気のカレンダー・ダイアリーが大変お買い得となっております。この機会をお見逃しなく!

banner_2016cal_diary_ec_50off