D-BROSのプロダクト開発にも関わるDRAFTのデザイナーに、日頃どんな生活をしているのかQ&Aで訊いてみました。質問はいたってシンプルです。だからこそ、デザイナーならではの不思議な回答が際立っておもしろい(はず)と思いインタビューを敢行。今後も続々とデザイナーが登場します。一人目のデザイナーは、社内のムードメーカー・杉山耕太です。

——今日は杉山さんの日々の仕事振りを紐解いていきたいと思います。じゃあ、行きますよ!

杉山 かかってこい!

——朝、会社に来て必ずすることはありますか?

杉山 庭に1回出る。いや、カッコつけました。ウソです。まず、Googleで管理してるスケジュールを見ることかな。前まではみんなと同じようにクリエイターズダイアリーで管理してたけど、俺はほぼほぼ内容を覚えてるから、Googleにちょこっと入れてあとはノートに書くことで完結するんだよね。そのGoogleスケジュールをまず見る。

——デスク周りはどんな感じですか?

杉山 汚いなぁ。俺昔からなんだけど、けっこう蒐集癖があってフィギュアとか集めてたんです。でも、小物を集めると結局汚くなるから止めたんだけど、やっぱり今でも紙ものとか気になったものはデスクにポッと置いちゃうなぁ。小っちゃいラベルとかタグとか。そういうのが溜まっていってます。
紙ものを入れている箱
(いろんな紙ものをストックしている箱)

——仕事中、なにを飲んでいますか?

杉山 コーヒーかな。コーヒーは無意識に飲んじゃう。あと甘いものが好きだから、コンビニで売ってるカフェラテとか飲んでる。健康を意識してお茶とか水の日もあるけど。

ーーデスクトップは何ですか?

杉山 インターネットから拾ってきた画像なんだけど青ヶ島の写真です。一度は行ってみたい。デスクトップは気分によって変えます。
青ヶ島
(東京都青ヶ島村。伊豆諸島の有人島としては最も南に位置する)

——仕事中の息抜きは何をしていますか?

杉山 みんなと話す。人にからみに行く(笑)。みんな何してんのかな〜ってフラフラする。

——好きな人ができると仕事に影響しますか。

杉山 します。まず、時間を作ろうとするからダラダラしなくなる。僕らはこういう仕事だから、やろうと思えばいくらでもできる。だから自分でコントロールしていかないといけない。彼女が違う業種の人だったら、「なんでそんなに働いてるの? ホントに働いてるの?」って不思議がられるのね。そういうのを聞くと「そうだよな。がんばって巻いてこうかな」って思うようになる。金曜日は深夜までがんばって、土曜は休もうとかって自分のためにもいい仕事ができるようになる。

——仕事でノートって使っていますか?

杉山 はい。もちろん打ち合わせ内容とかも書くけど、最近は自分の頭の中のことを時系列に直すというか、頭を整理するためにも書いてます。仕事でプレゼンテーションをする時に自分の話すことをノートに書くっていう感じで使ってる。だから書きたいものを残すというより整理するために使ってるね。逆に、ラフを丁寧に描くときはノートじゃなくて、一枚の紙に書いてます。
ノート

——いつも心がけていることは?

杉山 楽しく。どんなに疲れてても楽しく。あとは怒らないようにする。ブチブチ文句言ったり、イラついてるときはあるけど、できるだけ楽しく、を心がけてます。

——今読んでる本は?

杉山 本は会社の人に薦められたときくらいしか読んでないです。マンガは最近すごく読んでる。俺、大体読むマンガはヤンキー系かヤクザ系なんだけど、最近は一回読んだことあるんだけど『鳳』(作者:渡辺みちお)とか、『白竜』(作者:天王寺大 画:渡辺みちお)とか読んでる。こういうマンガ読んでるっていうと、『そのまんまじゃん!』とか言われるけど、こういうのって社会ネタとか日本の仕組みとかが結構わかるんだよね。どこどこ鉄道が何を始めようとしてるとか、埋め立て地に何を建てようとしてて、そこに施工が入って大工が入って、どうしのぎをもらうとか。結構、ビジネス的な要素が入ってるからおもしろい。

——好きな音楽は? iTunesにどんなの入っていますか?

杉山 最近、懐メロ聴いてます。高校時代ハマってたバンドとか。特定の曲やアーティストっていうよりはテンションを上がる曲を聴いてる。最近はカナダのロックバンドのSum 41(サム・フォーティーワン)とかそっち系。インディーズのものもよく聴くし、あと俺思い出にすがるかも(笑)。仕事でスイスに行って、そのときのパーティーで聞いた曲とか。「ああ、よかったなぁ」って思ったときに聞いてた曲をよく聞きます。Avicii(アヴィーチー)もちょっと前に聴いてたな。でも、本当にいろんな曲を聴く、モンティ・パイソンとか、親父がオールディーズ聞いてた影響もあるんだと思います。

——年間を通していつも行ってるところ・イベントってありますか?

杉山 ディズニーランド! 1年に1回は行きます。やっぱりいいよね。誰がなんと言おうといいものはいいんだよね。心が荒んでいても、あの演出力というか徹底ぶりはすごい。乗り物をひとつ乗っても本当に地下を行ってるように感じるとか、そういう人が楽しめる演出をするのはすごいなと思う。いつも行くときは15時過ぎに行って、まず何か食べてから、乗り物2、3つ乗るっていうコースで楽しむかな。がんばって楽しむのは疲れるから、そういうふうに気楽に行ってます。

——尊敬している人は?

杉山 父親です。人間くさいというか、すごく正直で男っぽい人で理想の男性像なのかな。

——東京で好きな場所はどこですか?

杉山 好きかわからないけど、どこか引っかかるのは東京タワーかな。下まで行ったのに上らなかったとか、何か気になる存在かな。

——ここからは少しデザインにまつわることを訊きますね。アイデアはいつ考えるんですか?

杉山 外が多いです。歩きながら考えたり。社内ではなかなか考えられない。あとは家のお風呂とか、自分が無の状態になっている時に一番浮かんでくるかな。「あそこにはあれがいいな」って。岩永なんて寝てるときにアイデア浮かぶらしいよ。俺も一回だけ予備校時代に経験があるんだけど、立体物を作る前日に夢の中で立体ができてて、それを実際にやってみたの。そしたら超しょぼかったね! 夢の中ではすごかったんだけどな(笑)。

——デザイナーになろうと思ったきっかけはありますか?

杉山 デザイナーはもう自然になってた。高校2年生のときに、バンドのチラシとかステッカーとか手作りで自分で絵を描いて作ってたんだよね。それをコピー機で、モノクロとか、ワントーンカラーで緑とか赤とかできるじゃん。それを使っていろんなものを作ってた。それは仕事という意識はなくて得意だからやってただけで。ある時、進路を決めるときに親父からどうするか訊かれたときに、何となくやることなくて言っちゃったみたいな。「これで(デザイナー)でやっていく」って16歳のときかな。で、親父が地元の小さな画塾を見つけてきてくれてそこの先生に「食っていくには芸大、多摩美、武蔵美に入れ」って言われて「じゃあ、そこ行くか」って言って上京したんだよね。

——これからどんなものをデザインしてみたいですか?

杉山 大きくは地元の仕事。やっぱり地方出身なので、地元に貢献したいと思ってます。あと、個人的に言うと靴の世界のデザインをしてみたい。

——宮田さんから言われた言葉で印象的な言葉ってありますか?

杉山 あります。入社試験のときの言葉。ドラフトの入社試験の時に、自分の生きてきた年表をB1の紙に二十数枚で描いたんです、1年間を1枚というふうにして。それを会議室にバーッと貼りました。自分の親父が憧れで、父親のようになりたいという意味も込めて『I am Hero』というタイトルで父親をモデルにアメコミ仕立てで自分を描いたんです、筋肉ムキムキにして。それで宮田さんにプレゼンして、そのときに言われた一言が何かずっと残ってますね。「お前ヒーローになれてねぇじゃん」って。その面接では作品についてはその一言ぐらいしか宮田さんは話さなかったんだよね。最近、宮田さんとご飯行った時に「お前はどうせアメコミだろ」って言ってたから、宮田さんの記憶にも残ってるみたい。それがいいのか悪いのかはわからないけど。まあ、今出したら怒られるだろうけど。

——最後に、恵比寿でオススメのランチの場所を教えてください!

杉山  「TAR-BOU 80」っていう洋食屋さん。ドラフトのデザイナーは量的にみんな行きたがらないけど(笑)。

TAR-BOU

——ありがとうございました!

 

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